アンペア数変更で電気代の基本料金を節約
電気代には基本料金というものがあります。
これは電気を使っても使っていなくてもかかる費用で、いうなれば電力会社との契約料みたいなものです。
いくら電気を使わないように節約しても、この基本料金だけは変わらず一定額がかかるのですね。
ところが実は工夫次第で、この基本料金を安くおさえることができるのをご存知でしょうか。
その方法とは契約アンペア(A)数を変えること。
契約アンペア数とは、契約した値までは電気を流せるけれども、それ以上の電気を流すことはできませんよ、という限界量みたいなものです。
この契約アンペア数によって、電気代の基本料金はかなり変わってきます。
たとえば東京電力では30A契約で月819円。60A契約では月1638円と2倍の差があるのです。
ですから自宅についている電気料金メータを見て、
余裕のあるようだったらアンペア数を低く変更すると節約になります。
なおアンペア数が高いほど、同時に使うことのできる電気器具が多くなります。
つまりアンペア数が高いほうがブレーカーが落ちにくい、ということです。
もしブレーカーが頻繁に落ちるようだったら、よりアンペア数の高い契約に変更したほうが得策かもしれません。
ちなみにアンペア数と使用可能電力との関係ですが
アンペア数 × 100V = 使用可能電力(W)
となっています。
つまり、30アンペアの契約であれば
30アンペア(A) × 100ボルト(V) = 3000ワット(W)
が同時に使用可能な電力量ということです。